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古藤先生は、「膜」の重要性と「水」の重要性というものについてお話ししてくださっています。

 

 

・「膜」の重要性

 

人間の体というのは、非常に多くの膜が存在するので、ある意味、

 

“膜のかたまり”と表現してもおかしくはないと思います。

 

今、ざっと思いつくだけでも、

 

筋膜、隔膜、骨膜、硬膜、細胞膜、軟膜、クモ膜、髄膜、細胞膜、血管膜

 

などがあります。

 

 

また、人間の体の表面には皮膚があり、その下に筋膜があるのですが、

 

人間の体は一枚の大きな膜で覆われていますから、どこかの膜が引っ張られれば、

 

他の膜も引っ張られるという関係性にあります。

 

 

実は頭蓋の中にも脳硬膜という脳を包み込む膜が存在し、

 

脳硬膜は伸縮性に乏しい硬い膜なのですが、この脳硬膜も体の筋膜同様に

 

一部が動けば他方が引っ張られるという関係性があるのです。

 

 

古藤先生は、このような“膜の連動性・関係性”を踏まえて、

 

「脳の硬膜が捻れると、体の他の膜も連動して強く捻れる」

 

という、ことう式理論をお話されています。

 

 

・「水」の重要性

 

人間の体は、ほとんど水でできていると言っても過言ではなく、

 

成人では約60%が水でできていると言われています。

 

 

その中身ですが、血液、リンパ液、細胞間液、体腔液、脳脊髄液、関節液

 

などがありますが、これだけではなく、さらに色々なものがあります。

 

 

そんな中、古藤先生が重要視されているのが脳脊髄液です。

 

 

脳室内や脳脊髄のくも膜と、軟膜のあいだにある透明な液体のことを“髄液”といい、

 

脳や脊髄は、この液体で満たされた空間に囲まれ、

 

さらにその外側を覆う頭蓋骨や脊椎骨によって保護されています。

 

 

頭蓋骨から仙骨まで、1日だいたい3周くらいのペースで、

 

ゆっくりと流れているのですが、脳脊髄液の流れというものが、

 

人間の体には非常に重要になってきます。

 

 

実際に脳脊髄液がどんな役割を果たしているかと言うと、

 

・保護作用(脳の衝撃吸収作用として働いている)

 

・栄養供給作用(脳、脊髄、神経に栄養を与えている)

 

・老廃物の浄化作用(古い細胞の残骸などを排出)

 

・免疫学的意義(ウイルスが脳や脊髄に侵入しないように)

 

こういった働きがあります。

 

 

脳脊髄液の流れを良くしていくためにも、

 

頭蓋骨調整は有効であり、

 

脳脊髄液の流れを良くすることで、

 

患者さんの自然治癒力を最大限引き出す効果があるのです。



  「膜」と「水」の重要性